トップ / 学会概要 / 代表理事挨拶

代表理事挨拶

代表理事 飯田宏樹

日本ペインクリニック学会代表理事 岐阜大学大学院医学系研究科
麻酔科・疼痛医学

飯田 宏樹

 2021年7月から、引き続き一般社団法人日本ペインクリニック学会の代表理事を拝命しました岐阜大学の飯田宏樹です。2019年7月に細川豊史先生の後を継ぎ、第4代日本ペインクリニック学会代表理事に就任し、その際に、当学会が組織としての体制を整え、法人格として大きく発展してきた中で、本邦の「痛み」に関する中心的学術団体としてより盤石なものにするためには、以下の六項目を最重要事項と考え進めたいとして現在まで活動してきました。
 ①質の高い痛み治療を可能にする医師の育成、②学会の組織改革、③痛み治療のエビデンスの追求と新たな治療法の創成、④痛み治療に関する正しい知識の啓発と普及、⑤他領域医師・メディカルスタッフと実施するチーム医療の推進、⑥諸外国との協力(国際交流)と国際化への対応

 2020年の年明けから新型コロナウィルス感染症の影響で、理事会をはじめとする各種委員会・ワーキング会議もWEB開催を余儀なくされましたが、皆様のご尽力で大きな滞りもなく運営が可能となりました。信州で開催予定であった第54回学術集会も一度は延期となりましたが、現地開催を断念して無事WEB開催され、例年とかわらない参加者を得て成功裏に閉会しました。
 基本領域やサブスペシャルティ領域分類など不明確な部分もありますが、当学会としては日本麻酔科学会と連携し、疼痛治療における社会的ニーズに対応できる実践的な専門医制度を構築していく方向で進んでいます。今年のサブスペシャルティ領域の認定は見送られましたが、今後も日本麻酔科学会と協力して、再度の申請に向けて取り組んでいきます。また、学会の体制強化のため、評議員制度改革として選挙制度確立を目指して初めて評議員選挙を実施しました。評議員の分布に問題は残りましたが、次回の選挙に向けて修正を加えて、より適切な評議員選択ができるようにしたいと考えています。また、支部組織改革として、地方会が本学会と連結する組織体制を確立するために支部化を進め、支部学術集会を当学会が管理する形式に整え、全国の支部組織で支部学術集会を開催していただきました。残念ながら、現地開催はできませんでしたが、WEB開催で無事実施されました。今後支部と学会本体がより円滑な連携ができるように制度を工夫していきたいと考えています。
 会員数の増加は大きな課題であり、その対応の一つとしてIT化を推進し、専門医更新に必要な点数管理など学会員へのサービスの充実を目指すべく、活動を進めています。また、各種ガイドライン・指針等のさらなる充実と広報活動を進め、痛み治療に関する進むべき道を示すべく、痛み患者における禁煙の重要性を示すステートメントや、術後痛管理に貢献できるようなガイドライン作成などを進めています。痛み関連学会協議会の活動も本格化し、各学会との協力の中で当学会のプレゼンス向上に努めています。

 新型コロナウィルス感染症の影響で、中国・韓国をはじめとするアジア諸国や他の諸外国の痛み治療に携わる医療関係者との交流は制限されていますが、落ち着き次第、再度良い関係を発展させていきたいと考えています。
 進み始めた専門医制度改革・評議員制度改革・支部組織改革ですが、今後もより良いものを目指して事業推進を図っていく必要があります。日本ペインクリニック学会は大きな過渡期を迎えており、この時期の活動は当学会の将来に大変重要であると考えています。このような背景を踏まえた上で、代表理事として諸先生方のサポートを頂きながら精一杯努めてまいりたいと思っておりますので、皆様の御助言、御協力を宜しくお願い致します。

一般社団法人日本ペインクリニック学会代表理事
岐阜大学大学院医学系研究科麻酔科・疼痛医学
飯田 宏樹

メニュー

このページの先頭へ